最近、何かと話題のFirefox OS。
KDDIから、Sonyからと、Tizenを導入すると言われるドコモに続き、HTMLベースのOSに関するニュースが続いている。
Firefox OSのシミュレータはFirefox(ブラウザ)のアドオンとして提供されているので気軽に動作を確認できる。
しかし、実機で動作はまた別の話なので実際に余っている端末にFirefox OSをインストールして触ってみた。
Android OS 4.2のアップデートが提供されないこととなった「Nexus S」にFirefox OSを入れてみた。
Nexus Sへのインストールととても簡単で以下のサイトを参考にした。
[ROM] [Alpha] Boot2Gecko/Firefox OS - Nexus S [1/21/13]
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1924367
インストール後に起動すると、Androidと同じような画面が!
SIM、GPS、WiFiもちゃんと動作している。
右にスライドするとロック解除で、左にスライドするとカメラが起動する。
SIMを認識できるので、電話ももちろんかけれる。
ホーム画面を左にスライドさせるとアプリの一覧が表示される。
すでに見たことがあるさまざまなアイコンが並んでいる。
カメラ、ギャラリー、ラジオ、設定、マーケットプレース、地図とならぶ。
地図は認証エラーで何も表示できなかった。
驚いたのはマーケットプレースで、すでにさまざまなアプリが存在するので、実際にアプリをインストールして利用できた。
起動中のアプリの切り替え画面はこちら。
こちらが設定画面。
残念ながら言語設定に日本語はない。
多くのAndroidと異なり、WiFi、Blutoohなどの切り替えは画面下部となる。
全体的にもっさりとした動きであったが、これは端末がNexus Sのスペックだったからなのではないかと思う。
GalaxyS3などの高スペック端末にインストールすればもっとサクサク動くのだろう。
Tizenも結構なスペックで出てくるだろうし。
Firefox OSはホームボタンのみ(電源、音量ボタンは除く)を利用するようで、画面の「戻る」は画面上部の左側にあり、実行・完了系のボタンは側となっている。
これはiPhoneと同じような操作だ。
iPhoneを使っている人なら同じ感覚で操作ができそうだ。
今回実機で触ってみて思ったのは意外としっかりできているんだなということ。
ドコモが提供しようとしているTizenがどこまでのものなのかはわからないが、Firefox OSはHTMLベースのスマートフォンOSとして実用に耐えられるものであると思った。
スマートフォンはアプリが命なので、すでに多くのアプリを有しているFirefox OSは楽しみだ。
Tizenを採用したドコモが独自のマーケットを作った場合、いかにアプリを揃えられるかが問題となってくるだろう。
開発者としてみた場合も、Tizenの開発環境を整えること、そしてネイティブアプリを作るにはC++が必要なことが、Firefox OSと比較して敷居が高くなってくるはずだ。
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